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腰痛と姿勢

毎日家の近所を散歩するのが趣味の男性。なるべく長い時間歩きたいのですが、10分もすると腰と股関節周辺が痛くて、座り込んでしまうそう。

聞くと、数年前に腰部脊柱管狭窄症を発症し、手術をされたそうです。

最初、狭窄症の典型的な症状である間欠性跛行かなと思ったのですが、どうも神経症状ではなさそうでした。


 間欠性跛行(かんけつせいはこう) → 歩くと足が痺れる、つっぱる、痛くなる。前かがみで休むとおさまる。狭窄症の特徴的な症状


さらに、寝た状態でも、座っても股関節が痛くて外に開きません。つまり、あぐらがかけません。
前かがみになっても、腰をそらしても痛く、ベッドからの移動も大変な状態でした。

とりあえず股関節周辺の筋肉を緩め、骨盤の調整をし何日かようすを見ました。すると股関節の動きは良くなり、痛みも消失しました。

が!
歩いた時の腰の痛みはあまり変わりません・・・

背骨をよく見てみると、横から見たときにほとんど腰の湾曲がなく、ほぼまっすぐな状態です。


言うまでもないことですが、背骨を横から見ると、くねくねとS字に曲がっています。伊達や酔狂でくねくねしているのではなく、背骨への衝撃を吸収するあれも大切な適応と進化の結果です。

そこで当院の必殺技の1つ、その場で腰の綺麗な湾曲を作る運動をしてもらうこと約10日!!手術もしているので慎重に、、、
時間はかかりましたがようやく「あるいても腰が痛くない」と言っていただけました。


姿勢は大事!
これは間違いです。

姿勢はとっっっても大事!!
腰痛や肩こりだけでなく、椎間板ヘルニアや坐骨神経痛、変形性膝関節症、五十肩、さらには性格にまで影響します。

明るく活発で、エネルギー溢れる人に猫背はいません。
胸を張って、芸人さんのオードリー春日の態勢で、どんよりくよくよ落ち込むことができますか?

自分の姿勢を大切にしましょう。


25年4月12日金曜日
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