先日読んだ本に「気とは現象である」と書かれてありました。

「気」は、あの「気」です。気功だのエネルギーだのいわれるあれです。
気というだけで

うさんくせ

と思われる方も多いと思います。
ぼくも正直、気というものに関してよくはわかりません。

ですがこの「気は現象である」という考え方はなかなかステキだと思いました。
たとえば、親指と人差し指に紙をはさみ、反対の手で引っ張ります。その時になにか好きな物、人、空間などを思い浮かべるとバッチリ力が入ります。ですが反対にゴ○ブリなどの総毛立つような、生理的嫌悪感を感じるようなものを思い浮かべると、スルっと紙は抜けてしまいます。

この現象は、気功師の方に言わせると

・・・いいイメージをもつといい気が流れて、、力がはいるんじゃ・・・!

ということになるのですが、これはキネシオロジーと言って神経生理学てきに当たり前のことだそうです。

他にも
触れずに腰痛を治す!!

なども、

最近の皮膚学では、皮膚の表面は帯電しており、その電位差で組織を修復したり痛みを抑制したりしているのがわかってきたそうです。

そのため数センチ離した位置から、なにかしらの影響をあたえることも十分考えられるそうなんです!
びっくり!

このように、なかなか理解しづらい現象を説明するために昔の人は便利な言葉として「気」という言葉を使っていたのでしょう。
そう考えると「気功」もなかなかおもしろいです。


うちでは気功治療は一切おこなっていませんが・・
というかできません。。。

続きです。

実際に良い姿勢を作るための方法は、重心を正しい位置に戻し脱力する。です。

意味がわかりませんね・・・説明します

猫背の場合、その人の重心は通常よりも後ろにあります。
右足を上にして足を組む人の場合、その人の重心は通常より左にあります。
これは、猫背になると重心が後ろに移動するということではなく、元々重心が後ろに有り、猫背がその人の重心点に一致する体勢だ、ということです。

つまり、楽な姿勢というのは、その人の重心点に体を乗っけている体勢ということです。重心が後ろにあれば猫背が楽な姿勢になり、前にあれば一般的に言われる良い姿勢が楽な姿勢になり、左にあれば左足に体重を偏らせて立つのが楽になります。

つまり、良い姿勢を作るためには、重心をいかに左右の中心かつ少し前目に移動させるかということが大事になります(良い姿勢と言われる形に自分の重心を一致させる)


重心を前に移動させる座り方
椅子に座った状態でお尻の下に手をいれると、ぐりぐりと一番出っ張った骨を触ることが出来ると思います(坐骨)
その坐骨”一点”に体重を乗せます。普通に座ると坐骨とお尻の筋肉全体に荷重が分散すると思います。かなり足を後ろに引っ込めないと坐骨だけに体重はかかりません。うまくいくと骨盤が立ち、綺麗な姿勢が作れています。
大事なことはこの時に腰含め体全体が脱力してるということ、つまり、筋力で作っているのではなく、重心を正しい位置に戻し良い姿勢を作っているということです。
力入ってるよという方は坐骨一点にうまく体重がかかっていません。うまくいくとここしかないと、すっぽりハマったように姿勢が落ち着くと思います。探せば必ず見つかると思うので探してみてください。

この姿勢には筋力は必要ありません。必要なのは姿勢を作るという意思だけです。そういう意味では頑張らないといけませんが・・・

最初から腰をそらす必要はなく、重心が今までよりも前に移動し、それを続けていれば自然に姿勢も良くなってきます。
その上でストレッチや筋トレなどを行えばより早く猫背は改善すると思うのでぜひ試してみてください。ちなみに立っているときは親指の付け根に重心を置きます。すると自然に綺麗な姿勢で立つことができます。

散々期待させといてこんなこと言うのは申し訳ない気がしますが、姿勢の改善には時間がかかります。筋力で無理に作った姿勢は元に戻ります。ですが、骨格バランスの改善を行えば、時間はかかりますが身につけてしまえば一生ものです。
頑張ってみてね

うーむ・・・自分で書いておきながら文章にすると実にわかりにくい、、詳しく知りたい方はぜひ来院してくださいね(笑)、

あと姿勢の改善のために必要なことは実はまだあります(汗)
そのうちブログで紹介しようと思います。

良い姿勢を保つ。というのは、症状の緩和には大切なキーワードになります。
良い姿勢というのは、見た目も美しく、パッと見のイメージもよくなるので良い姿勢を作りたいと思う方は多いことでしょう。

そもそも良い姿勢というのはどういう状態を指すのでしょうか?
良い姿勢を作ると腰痛などの症状が緩和する、というからには、良い姿勢を作ると筋肉などの負担がなくリラックスして、体が安定した状態。であると言えそうです。
さらに見た目もよく、女性ではバストアップや、ウエストの引き締めなどの効果もあるのだからサイコーですよね。


ではでは、良い姿勢を実際に作るにはどうしたらいいのでしょう?

いろいろ言われています。
まずは単純に良い姿勢をがんばって保つ。
他には腹筋背筋を鍛える。
肩甲骨や腰の筋肉をストレッチして柔軟にする。
背骨骨盤の矯正をする。

などでしょうか。

これらは今や常識で、猫背に悩む人がインターネットで少し調べれば、いくらでも情報として出てきます。これらのことを一通り頑張れば、おそらく猫背は一時的に改善すると思います。

僕も患者さんにそういうことをよく言います(汗)

が!
世の中には猫背に悩む人がまだまだ大勢います。
というか増えてます!!

猫背の改善法がこれだけ出回っているのに、猫背で悩む人が減らない。
なぜでしょうか。。。

それはやはり上記の方法は一時的な効果しかないからじゃないでしょうか。
頑張ってるあいだは体まっすぐ!やめると猫背・・・
これではやはりいつか力尽きてしまいます。

なにか根本的な改善法はないものか!


上に書いたように良い姿勢とは、筋肉などがリラックスし体が安定し、本人に負担がなく、血流その他の生理的循環も良い状態。つまり ”人間という生物にとって環境が良い” 姿勢。ですよね。

筋肉がリラックスしているより、緊張している方が体が楽、という人は基本的にいないので、良い姿勢は本人が一番ゆったり楽な状態のはずです(重要)

「ん?」と思った方は多いと思います。
そうなんです。 ”良い”姿勢を ”頑張って”保つというのはそもそも矛盾しています。なんで楽な体勢を維持するのに頑張る必要があるんでしょうか。

良い姿勢を頑張って保っていればそのうち(良い姿勢を作るのが)楽になってくる。

本当にそう?

いろんなエクササイズを頑張って、良い姿勢を手に入れても、それらを辞めるとまた猫背に逆戻り。
それはやはり、良い姿勢になったとしても猫背の状態が楽で、普段からそういう状態が多いから元に戻るんじゃないでしょうか。
それではやはり、上に書いた「良い姿勢」=「楽な姿勢」という前提が崩れてしまいます。

結局、上に書いた方法は、一般的に言われる良い姿勢を筋力で無理やり作って根性で保っているだけで、本人にとって本当の意味で良い姿勢ではない、ということになります。(ちなみに症状の改善だけならこれだけで事足りる場合も多いです)

「頑張って」良い姿勢を作る

この時点で本当の意味で良い綺麗な姿勢を手に入れることはできません。

では、猫背の人は一生猫背のまま猫として生きていくしかないのか・・・?

いえいえそんなことはありません。
素敵な方法がありますよ(´∀`*)

決して簡単ではありませんがね!!(ノ∀`)

次回のブロクで書こうと思います。

40代の女性の方で、腕の筋肉が突然痛み出したと来院されました。
手首と肘の間のあたりです。

指で押さえると極端に痛む場所があり、手首や肘を動かしても痛みます。そして若干腫れてる。
近所の病院でレントゲンを撮ってもらいましたが、骨に異常なし、筋肉の炎症との診断。

ぶつけたりしたわけでもなく、仕事中にだんだん痛みが強くなり、力が入らなくなっていくそうです。


たしかに筋肉の炎症はありますが、大事なことは、なんで炎症がでてるのかということです。

じゃあなんで・・・?

それは、周囲の関節のゆがみです。
肘や手首の関節がゆがみ、筋肉に必要以上の多大な負担をかけてしまいます。

その方も、たとえ炎症が出ていたとしても、関節の調整をしてその場で症状は軽減しました。仕事をバリバリしながら痛みも違和感もまったくない、という状態になるまでは何度か通院は必要でしょうが、症状は治まります。

イメージとしては、小さーな捻挫や打撲を日々繰り返してるといった感じでしょうか、自然治癒するには時間がかかると思います。そういう方はぜひご相談ください。



・・・骨に異常がないというのは、骨折やヒビ、脱臼などがないよ、ということで、ここでいう”ゆがみ”とは、通常レントゲンでは異常とされないわずかなズレのこと。
もしくは、関節を動かすことにより生じるわずかな運動制限のことです。

3日前から膝の痛みが出だしたという女性。

膝の痛みの多くは、骨盤の歪みからの荷重のアンバランスが原因です。
それもほとんどが荷重が偏った側に症状がでます。

ですが、その方を調べてみると、どうも通常とは逆で、荷重の偏っている方と逆の膝が傷んでいるようでした。


うーむ・・・

とりあえず、初日は骨盤はあまり触らずに、膝と足首の調整だけして終わりました。帰るときは「痛みがありません」と笑顔だったのですが、次の日しばらくするとまた痛み出したそうです。

うーーーーむ・・・

次来られた時に慎重に骨盤の調整を行い、確認してもらうと、
「さっきより痛くありません」
もう一回調整すると
「今は大丈夫です」

次来院したときはいい状態が続いているようでした。


つまり荷重が普通より小さくなり、関節が不安定な状態になり、痛みが生じていたということになります。

とくに下半身の関節は荷重がかかって正常なので、痛いから、負担がかかっているからといってかばいすぎるのもよくない。体にとってどういう状態が生理的(正常な状態)かを考えるのも、とても大切です。